株式会社LIXIL様 SmartKMS 導入事例

株式会社LIXILの導入事例 AI( 人工知能) 搭載ナレッジマネジメントシステムにより研究結果を共有 ー新たな研究成果創出に向け検証を開始ー
LIXILグループの中核事業会社、株式会社LIXILは、2011年に国内の主要な建材・設備機器メーカー5社が統合して誕生。 以後、American Standard Brands、GROHE、Permasteelisa Groupといった海外企業の統合により、世界的ブランドを傘下に収め、現在、LIXIL Water Technology、LIXIL Housing Technology、LIXIL Building Technology、LIXIL Kitchen Technologyの4つのテクノロジー事業に加え、日本における営業活動を担うLIXILジャパンカンパニーを軸に幅広く事業を推進している。 株式会社LIXILでは、大量の研究結果(ドキュメント)を一元化したがその検索性に課題があった。そこで更なる研究開発力の向上に向け、AI(人工知能)を搭載したナレッジマネジメントシステム「SmartKMS」の検証を開始。研究結果をはじめとした各種ナレッジの共有・検索基盤の強化に向けた取り組みをスタートした。
【課題】①大量の研究結果を一元化したが、検索しても「欲しい情報」が見つからない
②思いがけない研究結果を見つけ、 新たな「ひらめき」を生み出したい③インターネット、社内データベース等を個別に検索し、検索が負荷になっている【期待する効果】①AI関連技術である機械学習を活用し研究結果を的確かつ迅速に検索②レコメンド機能にて関連するドキュメント推薦。思いがけない情報に出会い「ひらめき」 を創出 ③ ポータルに加え、インターネット、社内データベースの情報も一元化・一括検索

今回の検証について、株式会社LIXIL Technology Research本部 研究戦略統括部 研究管理室 主幹 並木学氏にお話を伺った。

LIXILはトステム・INAX・新日軽・サンウエーブ・TOEX(旧 東洋エクステリア)という住まいのトップブランドがひとつになって生まれた企業である。この5社の統合に伴い、各社が保有した研究結果を一元化し、共有していく必要があった。

「研究結果の一元化に向け、 Microsoft SharePointを活用した技術情報ポータルサイト『HIRAMEKI(ひらめき)』を構築し、 2015年10月に運用を開始しました。統合前の各社が保有していた研究結果、技術情報等のドキュメントを一元化することに成功し、現在約350人がこのポータルサイトを利用しています。」
(並木氏)

一方、運用を続ける中でドキュメントの「検索性」に課題を感じるようになった という。

Technology Research本部 研究戦略統括部 研究管理室 主幹 並木 学氏
「研究結果を一元化することはできましたが、大量のドキュメントの中から必要なものを見つけるのが難しくなってきました。 いくらフォルダを上手く作成しても、ドキュメントが増えれば欲しいものを見つけ出すのは難しくなります。またフォルダが増えると管理も大変です。よって当初から『検索によって情報を探す』という設計思想でした。しかし運用をスタートすると、検索しても『思った情報がヒットしない』、『欲しい情報に辿り着けない』といった検索の課題を強く感じるようになりました。」 (並木氏)

こうした課題に加え、検索の「手間」の課題もあったという。

「ポータルサイトから研究結果を探す以外にも、インターネットにて市場動向や技術動向を調査したり、社内データベースから 特許情報等を検索したり。いろいろなツールを使い分けて複数の情報源から情報を検索しており、手間がかかっていました。こうした情報源から、一括して検索ができればより効率的だと考えていました。」(並木氏)

これらの課題を解決するため、検索性の向上をテーマに幅広くソリューションを探していた。そのような中、AI関連技術である機械学習(マシーンラーニング)を活用したナレッジマネジメントシステム「SmartKMS」に目が留まった。

「様々なシステムを検討する中で、SmartKMSに魅力と可能性を感じたのは、登録したドキュメントを機械学習にて自動的に学習し、検索性が向上していく点です。これが『検索しても見つからない』という課題の解決に繋がると考えました。またSharePointの連携機能がある点も他システムと比較した優位性でした。こういった機能を持ちながら、価格面でも割安でコストメリットがあると考えました。」
(並木氏)

こうしてSmartKMSを活用したナレッジ共有・検索基盤の強化に向けた取り組みがスタートした。SmartKMSに期待する効果について並木氏はこう語る。

「1つ目は、『効率よく情報に辿り着くこと』です。機械学習により検索のヒット率が低い課題を解消し、的確かつ迅速に欲しい情報が得られるようにしたいと思います。また、『多次元フィルタリング』の機能を用いることにより、検索した結果をカテゴリ等で絞り込んでいける点にも期待しています。加えて、インターネットや社内のデータベース等、複数の情報源から一括して情報を検索できることも手間を減らし効率化に繋がると考えています。」(並木氏) 

株式会社LIXIL 製品

また、並木氏は検索の効率化を超えた「次のステップ」も見据えている。

「2つ目は、自ら情報を探しにいかずとも情報が推薦される『レコメンド』です。これにより、新たな『ひらめき』を生みだしていきたいと考えています。」(並木氏)

研究情報を一元化した技術情報ポータルサイトのテーマが「HIRAMEKI(ひらめき)」であり、サブテーマが「セレンディピティ」である。セレンディピティ(serendipity)とは、「素敵な偶然に出会い、予想外のものを発見する」という考え方だ。

「当社の研究戦略として『10年先の社会を見据えた研究』を重要視しています。一方、今見えている情報だけで物事を考えて いくと、普通2~3年先のことしか考えられません。今までの観点とは異なる『ふとした情報の出会い』から思いもよらない『ひらめき』を得る。そして、まだ顕在化していない世の中の『潜在的なニーズ』を見つけ、10年先を見据えた『新たな価値』を生み出し続けていきたいと考えています。」(並木氏)

検索の効率化と、更なる価値創造に向け一歩を踏み出した同社。 今後のさらなる活用の可能性について、並木氏はこう語る。

「技術情報ポータル(SharePoint Online)と密に連携し、情報の自動取得・検索性の強化ができたらと思います。またActive Directory との連携機能を活用すればユーザの権限管理も効率的に行えると思います。また、情報の取得範囲をさらに広げていくのも有効かと思います。例えばマーケティング部門のポータルサイトと連携させれば、マーケティングの情報と研究結果を有機的に繋げ、より高い価値を生みだしていくことができると思います。」
(並木氏)
株式会社LIXIL 社屋

最終的には、機械学習の活用をさらに進め「究極のレコメンド」により新たな価値を生み出していけたらと並木氏は語る。まだ検証はスタートしたばかりだが、今回のナレッジ共有・検索基盤強化の取り組みが、検索の効率化と新たな価値創造に繋がっていくことだろう。

※記載内容は2017年2月現在のものです。

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