3月8日までオランダで開かれていたスピードスケートのワールドカップ(W杯)最終戦が閉幕し、2019-2020シーズンの種目別の年間総合順位が確定しました。当社所属の辻本有沙選手は女子1000m部門で67ポイントを積み上げて24位、同じく山中大地選手は男子500m部門で30ポイントを獲得して37位に入りました。両選手がワールドカップに参戦したシーズンは初めて。世界で奮闘する2選手の姿から、大きな力をもらいました。
辻本選手は第1戦(ベラルーシ)、第3戦(カザフスタン)、第4戦(長野市)に出場。Division Aで19位に入った第1戦で22ポイントを獲得し、同18位だった第3戦で23ポイント、同19位の第4戦で22ポイントを加算しました。500mでは計53ポイントを得て34位、1500mでは計10ポイントの49位でした。厳しい国際大会の連戦の中でも通用するレベルを維持し、着実にポイントを稼ぎました。
一方の山中選手は、W杯は第5戦だけの出場でしたが、Division Bで優勝して30ポイントを獲得しました。特にシーズン後半の山中選手は、故障明けのシーズンとは思えない滑りを披露して自己新記録を連発。困難を乗り越えてさらに進化した姿を見せてくれました。
W杯の成績の一覧
辻本選手
1000m | 第1戦 Division A | 19位 | 22p |
第3戦 Division A | 18位 | 23p | |
第4戦 Division A | 19位 | 22p | |
計67p | |||
500m | 第1戦 Division A | 15位 | 26p |
第3戦 Division B | 4位 | 17p | |
第4戦 Division B | 11位 | 10p | |
計53p | |||
1500m | 第3戦 Division B | 11位 | 10p |
計10p |
山中選手
500m | 第5戦 Division B | 1位 | 30p |
計30p |
【W杯のポイントの見方】 ポイントは出場したレースのDivisionと順位が高ければ、高くなる仕組み。Division Aで優勝すると60ポイント、20位で21ポイント。Division Bだと1位が30ポイントで20位が1ポイント。ヨーロッパやアジア、北アメリカなどで開かれるW杯6大会で得たポイントの合計で世界ランキングが決まる。