概要
近年の急速な社会情勢の変化・人口構成の変化等により、健康に及ぼす諸要因も多くなっており、「がん・心臓病・高脂血症・肥満・糖尿病・脳卒中」などのいわゆる生活習慣病(成人病)への対応がますます重要視されてきております。
これからは、「多項目の検査による疾病の早期発見」はもとより、「病気にかからない積極的な予防」が大切と考えます。そのためには、いかに健康度を評価して健康指導を行うか、そして受診者自身でライフスタイルを改善し、いかに「Quality Of Life」を向上させられるかが重要となります。
TMRシステムズの総合健診システム「C&I PREST」は、受診者への的確な健康管理サービスを効率的に推進していくとともに、膨大な健康管理情報を迅速に収集・分析し、健診施設様へ付加価値の高い情報をご提供いたします。また、健診システムの導入により医用診断機器・各種ME機器等の健診業務全体を構成する関連機器の連携はもとより、医師・技師・看護師・事務等、健診運用全体を網羅したシステムへの発展を実現します。
システムの特徴
- 軽快な操作性
- 最新のネットワーク環境
- 効率的な分散入力システム
- 充実した個人情報管理機能
- Webによる読影画像表示の実現
- 将来を見越した拡張性・発展性
巡回検診システム
システムの特徴
さまざまな巡回検診の運用に対応
さまざまな巡回検診の運用ニーズに対応したシステムをご提供できます。
検診の進捗がひと目でわかる
予約、案内書発行発送、検診実施、報告書発行、請求、入金などの検診の進捗状況を管理できます。
検診予定の学習機能
過去の検診実績から年度単位で、検診実施団体ごとに検診スケジュールを引用できます。
車両・会場ごとに詳細把握
日別。号車別・時間別に検診会場・実施団体を設定することができ、日別・号車別・会場別にドクターおよびスタッフの詳細情報を把握することができます。
巡回検診スケジュール管理画面例
巡回検診専用業務
巡回検診専用に以下の業務を用意しています。
- 申込書管理
- 契約管理
- スケジュール管理
- スタッフ管理
- 巡回帳票準備
- 持出しPCへの巡回情報登録
- 持出しPCからの受付情報登録
画像診断支援
人間ドックシステム
概要
健康管理センターや病院健診部を対象とした人間ドック等の”検診”を管理するシステムです。自施設において受診者や依頼団体からのコース予約(1日ドック・2日ドック・成人病検診等)受付から当日受診受付(自己負担金処理)、受診に必要な書類一式発行(問診票・検体ラベル・当日受診者一覧表等)、各測定結果の入力、判定支援、結果報告書(履歴)発行、それの請求機能(依頼団体毎や個人)等の機能で構成されています。
また、測定機(身体系、検体系)のオンライン接続や外注検査センターからの結果FDやオンライン等は測定サブシステムとして用意されています。ラベルに必要なバーコードや問診票OMR/OCRあるいは、個人管理用の個人カード(磁気・バーコード)での運用等、自施設の構成と運用により総合システムとして提供できるコンポーネントを数多く用意しております。
主な機能
コース設定のマスター化
簡単な操作での予約受付機能
- コース毎に予約状況がカレンダーで画面表示
当日受診受付の自己負担処理機能
測定機オンライン(測定サブシステム)を用意
- 身長体重計、血圧計、心電図、視力計、聴力計、眼圧計、肺機能計、生化学分析装置、血液分析装置、一般(尿)分析装置
- 検査システムオンライン接続、外注検査センター依頼・結果FD
判定支援機能(オプション)
- 複合された検査結果に基づいて自動的に判定・指導を導き出します。
(この判定基準に対しては担当ドクターと詳細な打ち合わせが必要です)
請求処理
- 団体/個人に対し請求先(3ヶ所まで)にそれぞれ自動的に作成されます。
- 請求先へそれぞれ割引機能を用意
特定健康診査
- 平成20年度厚生労働省に基づくメタボリック判定のシステムに対応。
- XML出力にも対応。
企業検診システム
概要
健診センターや病院健診部を対象とし、各企業や団体の健康診断の委託を受けそれらの“検診”を管理するシステムです。
顧客(企業・団体)の管理、各コース(定期検診、成人病、その他検診)管理、個人の履歴管理、団体毎の報告書発行機構、団体(企業)単位の報告FD作成機能、請求機能等で構成されています。特に、コース管理はテーブルで管理していますので、顧客によって成人病検診でも検査項目が異なる場合にはそれぞれ別に管理できる仕組みになっています。
また、測定器オンラインについては測定サブシステムを用意し身体系、検体系の各測定器や、臨床検査システムとのオンライン接続、外注検査センターのFD結果取込等ニーズに合わせた機能を用意。個人管理を容易にするバーコード機能、問診等の必要項目入力の簡便化OMR/OCR問診票の採用など、効率化・簡素化を実現し煩わしい手作業入力を極力排除するシステム構築が容易です。また、本部システムをセンター化し営業所や分院に端末を設置しネットワークシステムに構築していくことも可能です。
これらは、多数のシステム構築の実績により機能的なコンポーネント化を実現し、様々な要望に答えられるシステムを提供いたします。
主な機能
団体・企業と個人の管理機能
団体企業別に検診日程のコース別自動スケジュール機能
- コース単位に対象者を抽出し、日割り日程を作成します。
- 同一所属に対する日程の禁忌機能を有しています。
判定支援機能(オプション)
- 自施設の統一判定基準(ユーザーからの信頼性)
- 判定作業における効率
測定器オンライン(測定サブシステム)
- 身長体重計、血圧計、心電図、視力計、聴力計、眼圧計、肺機能計、生化学分析装置、血液分析装置、一般(尿)分析装置
- 検査システムとのオンライン接続、外注検査センター結果FD
請求処理
住民健診システム
概要
主に自治体より委託を受けた健診機関を対象とした、地域住民(基本)検診管理システムです。
受診者の管理(自治体、地域と個人のID:提供を受けなければ自動ID発番機能)、検査結果の自動入力(FD登録や検査システムとのオンライン)、自動判定支援機能、判定委員会提出用結果一覧表、最終報告者発行等の機能で構成されています。
また、各自治体向けの集計表作成については、汎用パッケージ(“Excel”)へ渡すデータ検索機能により、種々の集計についてはそれらパッケージソフトを有効に活用していただき集計変更に伴うソフトウェア変更なしにシステムを運用していただく工夫も提供いたします。
主な機能
個人IDの内部自動作成
自治体、地域毎の管理機能
判定支援機能(オプション)
- 複合された検索結果に基づいて自動的に判定・指導を導きだします。
(この判定基準に対しては担当ドクターと詳細な打ち合わせが必要です)
各種集計表作成のツール検索機能
- 各自治体向けの集計表作成
学童(学校)検診システム
概要
主に自治体より学校検診の委託を受けた健診機関が対象です。
小学校・中学校・高等学校・大学の児童(生徒/学生)を学校・学年・クラス・学籍順に個人管理し、クラス単位に報告するシステムです。
児童の個人管理はシステム内部に個人IDを発生させ、次年度名簿を作成する場合でも簡便に個人を新しい学籍簿に移行できる工夫がなされています。
検査結果については、検査センターからの結果FDや自施設の検査システムとのオンライン、問診項目入力の工夫など、用途に応じたコンポーネントを組み合わせることができます。
また、二次検診者の管理報告も追加機能として二次検診サブシステムが用意され各学校への集計報告機能等、それぞれの集計報告もコンポーネントから選び出せますし、汎用パッケージ(たとえば“Excel”)へ渡すデータ検索機能により、任意の集計表を作成できる仕組みで提供いたします。
主な機能
個人IDの内部管理
- 学校や教育委員会で提出できない場合
学校・(学科)・学年・クラス・学籍簿順の個人管理機能
- 学校テーブル
- (学科)テーブル
- クラステーブル
学校・学年・クラス単位の報告書発行
学年によるコースの設定(検査項目)
精密検査統計機能(サブシステム)
- 学校別集計表
- 学校別平均値リスト
- 貧血者一覧表
- 動脈硬化結果一覧表
- 総コレステロール結果一覧表
- 肥満度結果一覧表
- 有所見者一覧表
- 二次検診対象者一覧表
社員健康管理システム
概要
企業の総務部、健康保険組合本部を対象とした社員・被保険者の”検診”を管理するシステムです。全社員・全被保険者のコース(定期検診・成人病・人間ドック・特殊検診等)検診対象者のスケジュール管理や各検診委託施設からの結果報告管理、精密検査受診者等の履歴管理等個人の検診データの管理、それに管理者用状況表により所属長が部下の健康状態を把握し適切なアドバイスができる、また煩雑な集計(受診状況、診断結果集計、検査別管理表等)が本部で一元管理することにより、一括して発行できるメリットが大きいです。
特に、委託機関毎の検査項目基準値管理機能は、機関毎に異なる検査の基準値・単位をそれぞれマスター管理できますので結果の一元管理が可能になります。
大規模な事務所ではそれぞれシステムを設置し、報告結果を本部システムへ公衆回線を使いネットワークシステム構成にすることもできますし、バッチ処理的にFDで渡すこともできる構築になります。
また、企業内診療所での管理については、「企業検診システム」が機能として適していますのでカタログをご参照ください。
主な機能
全社員・全被保険者を管理
事務所別に検診日程のコース別自動スケジュール機能
- コース単位に対象者を抽出し、日割り日程を作成します
- 同一所属に対する日程の禁忌機能を有しています。
委託機関別のコースと検査項目・基準値管理機能
- 委託機関毎に基準値を設けることができます。
- これら検査項目、基準値、単位は委託機関毎にマスターで管理されていますので、追加・修正が簡単にできます。
要精密検査受診者に対する履歴と管理者用リスト機能
- 精密検査受診者に対する各部署の所属長へ管理用リストを発行し、社員(被保険者)の経過観察や健康管理に気を付ける仕組みを提供します。
本部用集計表の充実
- 健康診断結果集計表
- 検査別要管理者表
- 要管理者状況表
- 健康診断結果明細表
- 受診状況管理表
学生・教職員 健康管理システム
概要
C&I*テクノロジーによる、より柔軟な健診システム
健診現場の多種多様なニーズに対応した、高速かつ拡張性に優れたシステムです。
主な機能
Webによる問診入力
- 学生はPC端末からブラウザを利用して事前に問診入力が出来ます。
入力された問診結果はWebサーバーより取り込み、健診データベースに記録します。
Webによる結果参照
健診結果はPC端末からブラウザを利用して結果を参照することが出来ます。
検査結果から判定処理により所見を自動導出します。
証明書の発行
証明書発行機に検査結果を送信することで、学生は必要なときに健康証明書を入手することができます。
各種報告書の発行
一覧表、集計表を発行します。
1) 未受診リスト
2) 学年別学科別有所見者リスト
3) 条件検索による一覧表
4) 労基統計表(職員)
システム構成例
※本製品は、電算グループ 株式会社ティー・エム・アール・システムズ製品です。